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日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2016「地域で“生きる”とは?コウノドリからの命の宿題」に内多が登壇しました

「地域で“生きる”とは?コウノドリからの命の宿題」

9月に開催された日本財団主催のフォーラムでは、30の分科会、社会課題解決のプログラムに取り組んでいるソーシャルイノベーター10組11人らによるシンポジウムが実施されました。その中の、「地域で“生きる”とは?コウノドリからの命の宿題」という分科会セクションに、ハウスマネージャーの内多が登壇しました。

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コウノドリからの宿題の“解き方”

与えられたのは、以下のテーマです。

“医療の進歩により、多くの新生児・難病児の命が救われています。一方で、重い障害を抱えながら成長する子どもへのケアは未だ十分に行き届いていません。全国の自治体で行われている高齢者に対する「地域包括ケアシステム」をモデルとして、困難さを抱える子どもをサポートし、「医療が救った命」を育む仕組みを考えます。“

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まず内多から、今年4月に開設したもみじの家についての説明と現代の小児医療が置かれている現状、求められる制度・仕組についての問題提起がなされました。その後、各登壇者からは、これまでの実践の中から導き出される解決策の提案が相次ぎました。

会場は、「こうした課題を初めて知った」という一般の方々から、長年地方で取り組んでこられた医療・福祉関係者まで様々な人で埋め尽くされ、登壇者によるプレゼンが一通り終わった後には、参加者からの質問や提言が相次ぎ、とても熱気を帯びたものになりました。

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その中でも印象的だったのは、「“資源の不足”と“理解の不足”、この2つの谷を越えていくことで社会問題は解決へと向かい、生きづらさは少しずつなくなっていくのではないか。支援のあり方は、関係者による内部的な多職種連携にとどまるのではなく、外の世界にネットワークを広げていくことが重要だ。」という熊谷さんからの提案でした。

十分に制度や法律が整備されたとしても、家族や専門職だけで取り囲んでいるだけでは、社会の中で生きているとは言えない。地域の中に“依存できる環境”を増やしていくことが自立につながる、というメッセージです。

たとえどんなに重たい病気や障害を持っている子どもであっても、楽しく生きられる社会にしていくこと。そのために、これからもご理解とご支援を広げていきたいと思います。

 

登壇者プロフィール

堀田 聰子
国際医療福祉大学大学院教授

より人間的で持続可能なケアと地域づくりに向け、主に担い手の観点から調査研究を行うとともに、ビジョンを共有する各地の実践の進化、実践・研究・政策の対話を加速するプラットフォーム構築を試みる。

熊谷 晋一郎
東京大学先端科学技術研究センター准教授・小児科医

1977年山口県出身。脳性まひの障がいをもつ。東京大学医学部医学科卒業後、小児科医として約10年間勤務。現在は、患者・障がい者の視点を中心にした人間科学・医療を実現するため当事者研究に取り組む。

梶原 厚子
医療法人財団はるたか会 NPO法人あおぞらネット 統括看護リハビリ管理者

2000年に訪問看護ステーションを開所以降、一貫して0歳~100歳まで対応できる訪問看護を実践。2012年からは、0歳~100歳までを対象にした在宅サービスに関わり実践を図るとともに、児童発達支援事業(医療型)を支援。

内多 勝康
もみじの家ハウスマネージャー(元NHKアナウンサー)

1963年東京生まれ。今年春、アナウンサーとして30年間務めたNHKを退職し、国立成育医療研究センターに新設された医療的ケアが必要な子どものための短期入所施設「もみじの家」のハウスマネージャーに就任。

 

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