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祝!学会優秀賞!!

嬉しいご報告です。
希少疾患や難病の分野を専門に活動を続けるNPO法人「ASrid(アスリッド)」の全面協力をいただき、もみじの家など全国各地の医療型短期入所事業所で1年かけて行われた調査「医療型短期⼊所施設に⼊所する⼦どものQOLと⽇中活動との関連」が、日本難病医療ネットワーク学会で、優秀賞をいただくことができました。http://www.congre.co.jp/jsmnid2021/announce/index.html

発表資料は、こちらから⇨https://home-from-home.jp/systems/wp-content/uploads/2012/10/22a9da6a91b666d4e501f0d9c3c8c405.pdf

これは、医療型短期入所を利用中の医療的ケア児とその家族にとって「遊び・学び」がどのように影響しているのかを調査したもので、以下のことが明らかになりました。
・短期入所を利用することで、親が評価した医療的ケア児のQOLが上昇し、自己肯定感が増す
・短期入所を利用中の遊び・学び活動(日中活動)の充実は、親が評価した医療的ケア児のQOLの上昇に寄与する

●調査研究結果の速報版https://asrid.org/files/200529_%E5%8C%BB%E7%9A%84%E3%82%B1%E3%82%A2%E5%85%90_%E9%81%8A%E3%81%B2%E3%82%99%E5%AD%A6%E3%81%B2%E3%82%99_QOL_%E9%80%9F%E5%A0%B1_ASrid.pdf

●調査研究結果の報告書https://asrid.org/files/2006_%E5%8C%BB%E7%99%82%E7%9A%84%E3%82%B1%E3%82%A2%E5%85%90%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%AEQOL%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%A0%94%E7%A9%B6_ASrid_Final.pdf

このデータを裏付けとして、日中活動への評価を厚生労働省に要望した結果、今年度の障害福祉サービス等報酬改定で「日中活動支援加算」という新しい制度が創設されました。
今回の受賞についてASridでは「多くの協力いただいた現場の方の声が形になって、その調査結果をまた利活用して加算に結びついた一連のプロセスが高く評価された」と分析しています。
保育士などによる日中活動に対し報酬が認められたことで、医療的ケア児が短期入所施設でも力いっぱい遊べるよう、そして保護者が安心して子どもを施設に預けられるよう、「遊び・学び」の支援が各地で活性化することを期待しています。

本調査研究にご支援いただいたJCRファーマ株式会社様をはじめ、ご協力いただいたすべての皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。