国立成育医療研究センター
総合診療部 緩和ケア科
小児がんセンターがん緩和ケア科
診療部長 余谷暢之
もみじの家では2018年9月より、専門的な緩和ケアを受けながら最期の時間を過ごすための病床運用を開始しています。
成人のホスピスは、がん、もしくは後天性免疫不全症候群の患者に利用が限られますが、もみじの家では残された時間が限られている状況であれば、病気の種類を問わず受け入れます。
原疾患の積極的な治療は行わないかわりに、苦痛症状の緩和を行いながら、最期までその子らしく過ごせるように支援します。
家族一緒に寝泊まりができ、お友達の面会も自由です。希望に応じて外出や外泊も可能で、保育などの活動にも参加できます。
様々な理由で自宅での療養が難しい子どもたちにとって、制限の多い病院とは違った第3の選択肢として、もみじの家が大切な時間を過ごせる場所になればと思っています。
※利用条件をご確認の上、手続きを進めてください
がんに対する積極的治療(抗がん剤治療、放射線治療など)が終了している
原疾患の治癒が見込めず、遺された時間が半年未満と推定される