もみじの家では2016年の開設以来、どんなに重い病気や障害のある子どもでも、等しく日中活動(遊びや学びのプログラム)を、保育士、介護福祉士、看護師が連携して行ってきました。
子どもたちは日頃見せないような表情を浮かべ、ご家族からも喜ばれている活動ですが、それがどのような効果を生んでいるのか、それを示す客観的なデータは存在しませんでした。
そこで、もみじの家では、NPO法人ASrid(アスリッド)と協力し、医療型短期入所サービスを利用する医療的ケア児および家族にとっての「遊び・学び」の重要性について約1年かけて調査研究を実施し、このたびその結果が速報版として公開されました。
詳細は速報版ページをご覧ください。
200529_医的ケア児_遊び学び_QOL_速報_ASrid
私たちが期待していた通り、
・遊び・学びの活動は、親が評価した「当事者(子ども)のQOL」の上昇に寄与する
・医療型短期入所施設に入所すると、親が評価した「当事者(子ども)のQOL」が上がり、自己肯定感が増す
という結果が出たことを、とても嬉しく感じています。
本調査研究にご協力いただきましたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。
なお、今回公開した結果は調査研究の速報版で、メインの結果のみ掲載しています。6月中旬に詳細を含んだ報告書を公開予定です。
本調査研究が「医療型短期入所施設の持続的運営に向けた社会保障の充実」「医療型短期入所施設における“遊び・学び”の要素の重要性の周知」につながることを期待しています。